2026-11-05

踊る幸福論 ~“楽しいを振り付ける”モロ先生インタビュー~

関西のアイドルシーンでその名前を目にする機会が多い“モロ先生”。2026年6月には自身が振り付けやレッスンを担当するアイドルたちが出演する「モロフェス」も開催されました。では、そもそもモロ先生とは何をしている人なのか? 鳥取でダンスに出会い、料理人を目指していた高校時代から一転してダンスの道へ。インストラクター、パフォーマーを経てアイドルの振り付けに関わるようになるまで、その歩みとダンスへの思いを聞きました。

取材・撮影/前川元

関西を中心に、アイドルの振り付けやダンス指導など幅広く活動する“ハッピーダンサー”モロ先生。

ハッピーダンサーへの道

–2026年6月29日に開催された「モロフェス」の感想の中で、「モロ先生って誰?」というポストがありまして。そこで今回は、あらためて「モロ先生って何をしてる人?」というところから紹介する記事になります。まず、モロ先生とは何をしている人なんでしょうか?

モロ先生 肩書としては「ハッピーダンサー」としてやらせてもらっています。アイドルの振り付けやダンスレッスンをする人で、アイドル以外にもキッズや高校の授業などでダンスを教えています。

―アイドルの振り付けやダンスの先生ということですね。そして「ハッピーダンサー」というのは?

モロ先生 やっている人も見る人も、みんながハッピーになれるダンスを作るという意味で「ハッピーダンサー」を名乗っています。ストリートダンスやフリースタイルにはダンサー同士にしか分からない良さや文脈みたいなものがあって、それも魅力のひとつなんですけど、それよりもエンタメ性が強くて子どもでもお年寄りでも踊っている人も見ている人もみんながハッピーになれるダンスという意味です。

―それって、アイドルとすごく親和性が高いように思えます。

モロ先生 そうだと思います! やっているアイドルも見ているお客さんも、みんなが楽しく幸せになれるのがアイドルのダンスだと思っていますから…ハッピーダンスです!

―では、ここからはモロ先生の経歴をお願いします! ダンスとの出会いはいつだったんですか?

モロ先生 私は鳥取の田舎出身なんですけど、地域のダンス教室があったんです。母親が運動がてら通うことになって、一緒についていったのが最初といえば最初ですね。でも、そこは体操の延長みたいな感じで、今思うとダンスっていうほどダンスでもなかったです(笑)。

―運動教室でダンスもやっていた、みたいな感じでしょうか。

モロ先生 そんな感じです。中学校に入ると、一緒に通っていた友達も塾とかがあってどんどんやめていったので、自分もそこまで続ける気がなくなってやめました。その頃はSPEEDとかMAXとかモーニング娘。とかが流行っていて、そういうものを当たり前に見ていた世代だったのでダンス自体は好きでしたけどね。

―それじゃ、中学でいったんダンス的なものからは離れて、高校もダンスとは関係のない学校に?

モロ先生 高校は調理師養成コースのある学校に行きました。料理人を目指して、なんとか行きたい学校に入ることができました。卒業と同時に調理師免許が取れる学校だったので、そのまま料理人になる予定でした。

―それが、どこかでダンスとの再会があったわけですね!

モロ先生 そうなんです。高校2年生のときに、地元にパパイヤ鈴木さんのダンスイベントが来たんですよ! 「Super Dance Battle 2003」というイベントなんですけど、それを見に行って、ものすごく衝撃を受けたんです。それまではダンスってバックダンサーとかタレントとして踊るものというイメージがあったんです。でもダンスだけの舞台で完全なエンターテインメントの世界が作られていて、それを見て一発で「ダンスがやりたい!」ってなりました。それからはもうダンスのことしか考えられなくなりましたね。

―パパイヤ鈴木さんの舞台が人生のターニングポイントに! 料理人になるはずが、進路相談で「先生、ダンスがしたいです……!」と進路変更したんですか?

モロ先生 ちょうど進路を決める時期で、先生に「料理には進みません」って言ったら「ええっ!?」って(笑)。「ダンスをしたいです」って言ったら、「何ダンス?」って聞かれて。絶対ダメという感じではなかったですけど、「本当にそれでいくの? 大丈夫?」「ちゃんと考えてる?」みたいな感じで、やんわり止められました(笑)。

―でも、思ったほど強い反対はなかったんですね。

画像提供 モロ先生

モロ先生 たぶん、みんな私がそういう踊りや歌みたいな芸事が好きなんだろうって分かっていたんだと思います。もともとおじいちゃんも芸事が好きで、それを一緒に楽しむ環境で育っていたので。それと調理師免許は取っていたので、「潰しも利くし、いつでも戻ってこられるんじゃない?」という気持ちも周りにはあったと思います。でも自分自身はそんなつもりはまったくなかったし、そう思われたり言われたりするのが本当に嫌だったんです。自分の中でのプライドだったんでしょうね。だから「絶対に早くダンスを仕事として成立させよう」と思っていました。

―それで大阪に出てきたわけですね。

モロ先生 大阪の、ダンス科のある音楽学校に進みました。東京にある学校の大阪校なんですけど、自分たちが1期生だったんです。ただ、1期生なので学校にもいろんなノウハウがなくて。授業はもちろんちゃんとしているんですけど、それ以外のいろんなことが手探り状態みたいな感じだったんです。今になって考えると、できて1年目って学校側も生徒側もバタバタですよね(笑)

―専門学校って、いろんなところへの斡旋みたいな部分も重要ですけど、その体制がまだ出来上がっていない状態だったんですね。

モロ先生 そうなんです。でも、その学校で今も付き合いがある仲間ができたので本当に行ってよかったです。

―(いい話風に)大人になってから考えると、それが一番の宝物やん?

モロ先生 確かにそうで、この学校でハッピーダンスを一緒にする相方にも出会ったんです。自分がやりたいと思う方向性のダンスを一緒にやってくれる子と出会えたのは、本当に大きかったです。

画像提供 モロ先生

―では、在学中から2人でハッピーダンスの活動を始めていたんですね。

モロ先生 専門学校の2年間、その相方と一緒にクラブのダンスイベントとかに出ていました。2週に1回は出ていたと思います。今はライブハウスになってアイドルもたくさん出演している神戸Harbor Studioにも、よく出ていましたね。

―専門学校在学中に、そういうイベントへの出演ってどういうふうに誘われるんですか?

モロ先生 当時はmixiですね!(笑)

―mixi! いつ頃の話なのかがものすごく分かりやすい!

モロ先生 イベント主催の人も演者をたくさん集めないといけないので、mixiのコミュニティとかでいろんな人に声をかけていたんです。そこで誘われたりして、そこからいろんな関係が広がっていった感じです。そのときに出会った人たちとは、今も仲良しです。

―そういうクラブイベントに出ると、「格好いい」が主流のダンスの中で、「楽しい」「面白い」が強いハッピーダンスって異端だったのでは?

モロ先生 異端というか、浮いてました(笑)。だから先に「イベントの箸休め」とか紹介してもらって、怒られないようにワンクッション置いてました(笑)。格好いいダンスが並ぶ中で、自分たちだけ被り物をしたり、虫かごや虫あみを持って踊ったり。いろいろやっていましたね。方向性はそんな感じだったんですけど、ダンスのクオリティは絶対に下げないように、むしろそんなイロもの感があるのにダンスはすごい!って思ってもらえるようにがんばってましたね。

―クオリティは高く、そのうえでエンタメ性の強い、楽しくて面白い方向性。その頃から今のモロ先生のアイドル振り付けにつながっているんだなと思います。在学中そんな活動をしながら、「ダンスを仕事として成立させる」という目標に向かっていったわけですね。

画像提供 モロ先生

モロ先生 そうですね。ダンスとは関係のないアパレルのバイトなんかもいろいろやっていたんですけど、だんだんダンスインストラクターの仕事を増やせるようになりました。

―ダンスインストラクターというのは、一般の人に教えるような?

モロ先生 最初は、おじいちゃんやおばあちゃんが多いフィットネスジムの教室でした。

―フィットネスジムで時間割みたいにコマが決まっているやつですね。

モロ先生 そうです! それが「肩こりが治る」とか、マダムの方々の間とかで口コミで評判が広がって(笑)。そこからキッズダンスも教えるようになって、いい感じにレッスンの仕事が増えていきました。実績ができたのでいろんなところに応募しやすくなりましたし、紹介されることも増えていって。ちょうど街のダンススタジオが増えた時期でもあったので、需要も増えるタイミングだったんだと思います。その流れでダンスを教える側の仕事も増えてきて、自分でパフォーマンスすることに加えて教えることの素晴らしさにもハマっていきました。

―「ダンスを仕事として成立させる」という目標を叶えたのも、このタイミングですか?

モロ先生 はい、このへんで親にも「ダンスを仕事にできてる」と言えるようになりました。ただ、インストラクターとしての仕事はあったんですけど、パフォーマーとして稼げる場が当時はなかなかなかったんですよ。忘れられないのは、相方と一緒に学園祭のゲストに出て初めてもらったギャラが2人で1,000円だったことです(笑)。この1,000円をスタートにいろいろなお仕事をさせてもらえるようになりましたけど、自分たちのパフォーマンスで初めてもらった1,000円のうれしさは今でも忘れないです!

画像提供 モロ先生

―ダンスインストラクターとしての仕事も確立して、自らもハッピーダンスを見せるダンサーとして活動していたモロ先生が、アイドルに関わるようになったきっかけを教えてください!

モロ先生 出演したアニソンイベントで知り合ったDJの紹介が最初です。そのイベントが終了してしばらくしてから連絡が来て「所属する会社がアイドルを始めるんで、やってみない?」って誘われたんです。そこからいろいろなご縁が広がって、今に至る感じですね。

―最初のきっかけはアニソンイベントだったんですね。意外!

モロ先生 うれしいことに、ハッピーダンスがアニソン界隈に刺さったみたいで(笑)。今はインストラクターや子供ミュージカルの振り付けもしながら、アイドルのお仕事をメインでさせてもらってます。

―そして今年の6月に、振り付けやレッスンを担当しているアイドルが集まった「モロフェス」が開催されたわけですね! 「イエスハッピー!」はイベント発起人&仲良しということで特別枠として(笑)。

モロ先生 今回は、レッスンと振り付けの両方を見ているグループに出てもらうことができました。振り付けだけとか、レッスンだけ担当しているグループもあるので、本当はほかにも出てほしかった子たちがまだまだたくさんいます(笑)。

―「次があれば出たい」というアイドルの声も多いので、第2回の開催も楽しみにしています!

「ハッピーダンスとアイドルと。」 ~振り付けへの想い~

―ここからは、モロ先生の作る振り付けについていろいろ聞かせてください。まず、アイドルの振り付けを作るうえで意識していることはなんでしょうか?

モロ先生 依頼してくださる運営さんの意図はもちろんですが、そのうえでお客さんが何を求めているかも考えることですね。お客さんの頭の中や視点、それからお客さんの背中越しに見えるステージを想像しながら作っています。フリコピしやすいかとか、楽しい動きができるかとか。お客さんがステージを見ながらどう動くのかまで想定して作ります。あとフォーメーションについては、ある程度お客さんみんなが満足できるように、なるべく全員が上手にも下手にも行けるようにしています。

―演者だけじゃなくて、その前にいるお客さんまで含めて振り付けを考えていると。

モロ先生 「この子のこの表情をファンは見たいだろうな」とか、「この動きを見られたらうれしいだろうな」とかも考えます。そんなことを考えてると感情が入りすぎて、作りながら泣いてることも多いんですけど(笑)。振り付けだけじゃなくレッスンも担当しているグループだと、メンバーひとりひとりの人となりや歴史も分かってくるので、そういう要素を振り付けに入れることもあります。ここで同じ初期メンバーの子同士が絡むとか、「あそこは実は加入順の並びなんだぜ!」とか(笑)。過去の曲の要素をあえて入れることもありますね。そういう細かいネタは自分からは言わないんですけど、実は仕掛けていたりします。

―それが分からなくても普通に楽しめるけど、知っていたり気づいたりした人はさらに楽しめる。

モロ先生 そこはプラスアルファの楽しみとして、分かる人だけ分かればいいっていう(笑)。それと、振り付けを作る自分も実際にパフォーマンスをするアイドルも、「ダンサーとしての意識を忘れよう」ということを意識しています。

―ダンサーとしてではなく、アイドルとして求められているものを作るって意識ですか?

モロ先生 そうです。ダンスに自信がある子ほど、アイドルとしてのパフォーマンスに悩むことがあるんですよ。ダンスだけでいえば、こう踊ったほうが格好いい。でも、アイドルとして全体を考えると、そうはできないこともある。顔もしっかり見せないといけないし、アイドルとして求められているものに合わせないといけない。ダンスをずっとやってきた子ほど、そういう葛藤があるんですよね。もちろん王道系なのかロック系なのか、ジャンルによっても変わってくるんですけど、いろいろな部分を踏まえたうえで、アイドルとして求められているもの、見せたいものを作っていく感じです。

―ダンス単体として格好いいかどうかだけではなく、「アイドルとしてどう見えるか」が大事なんですね。ちなみに、同じ振り付けでもライブごとにどんどん改良を加えていったりもするんでしょうか。

モロ先生 ライブパフォーマンスは常にブラッシュアップしていく意識でやっています。振り付けしました、世に出しましたって時点では、絶対に問題は出てくるんです。そこから変化させて、どんどんよくなっていくようにしていきますね。

―モロ先生の振り付けやパフォーマンスは、ステージをとても広く使う印象があります。そのあたりは意識してそう作ってるんですか?

モロ先生 ステージのキャパに合わせることは意識しています。同じ振り付けでもワンマンとかで大きなステージでやる場合は、その大きさに合わせて広く動けるようにする。ひとつひとつの移動も大きくする。それは当たり前のこととしてやっているので、自分ではそこまで「こだわり」という感覚ではないですね。広いステージということは会場も大きいので、小さくしか動けなかったら後ろのお客さんにはしっかり見えないじゃないですか。

―振り付けやフォーメーションといった大きな枠でステージ全体を考えるのはモロ先生ならではという印象もありますが、それはミュージカルを教えていることも影響しているんでしょうか?

モロ先生 それはあると思います。でも、実際に大きい舞台になればなるほどパフォーマンスも大きくしていかないといけないですよね。せっかく大きな会場の広いステージに呼ばれているのに、真ん中のほうだけで小さく狭いままでやっているなんてもったいないじゃないですか。

―ステージを広く使うといえば、たとえば「カラフルスクリーム」の『ジェラシックワールド』なんて最大級にステージを広く使いますよね。ああいうのは考えていても楽しそうです。

「カラフルスクリーム」 ワンマンライブ 「Colorful Heartbeat -Sha la la ♪-」

モロ先生 ティラノがたくさん出てくるところは、それこそ広くないとできないことなので、ステージが広ければ広いだけたくさん出したいですよね(笑)。『ジェラシックワールド』の振り付けの時は、メンバーに「この曲の振り付けでやりたいことある?」って聞いたら、「ガオー!がしたい」って意見が出たんです。それで「ジェラなら指3本だね」って(笑)。

―ちょうどティラノザウルスレースとかも流行っていた時期でしたよね。

モロ先生 あのレースをやっているのは鳥取の私の地元なんですよ!

―まさかの!

モロ先生 まったくの偶然で全然関係ないんですけど(笑)。でも、いつかコラボとかできたら最高だなって、ひそかに思っています(笑)。

―振り付けには歌詞の意味合いも大きく影響するものですか?

モロ先生 影響は大きいですね。振り付け自体は曲さえあれば作れるんですけど、ポップな曲なのに歌詞はちょっと悲しい、みたいなこともあるじゃないですか。だから私は曲と歌詞、それから歌割りまでいただいてから作ります。

―ということは、振り付けは制作工程の一番最後なんですね。

モロ先生 最後ですね。

―それはスケジュール的には相当大変ですね。もちろん、それを全部覚えて形にするメンバーが一番大変なんでしょうけど。

モロ先生 メンバーはみんなが思っている以上に大変です(笑)。でも、形になったときの喜びはすごいですね。振り付けって、形にしてくれるアイドルがいないと世に出ないものなので。自分のやりたいことをアイドルが形にしてくれる。ありがたいし、すごく楽しいです。

―振り付けのインスピレーションは、どこから来るんですか?

モロ先生 うーん、日常のあらゆるところからですね。お芝居とかドラマとかもそうですし、そのへんで人がやっている変な動きとか。友達が酔っぱらって変な動きをしているのを取り入れたこともあります(笑)。

―本当に日常のあらゆるものが材料になる。

モロ先生 そうですね。あとはカラスクのナマステっぽい動きなんかは、曲がナマステっぽかったからっていう理由で(笑)。そんな感じで曲そのものから来ることもあります。

―他ではあまり見ないものでいうと、「すーぱーぷーばぁー!!」の『パーリーLOVE!!』の「ワオ!」のところです。あれはどういうところから?

「すーぱーぷーばぁー!!」ワンマンライブ「SPV魂 〜半端ないワンマン〜」

モロ先生 最初はもっとかわいい感じだったんですよ。でも、もっと印象に残る感じにしたかったんです。かわいいだけだと、そのまま流れちゃうじゃないですか。ガニ股で腰をひねって、振り返って「ワオ!」で一瞬止まる。ある種の決めポーズですよね。普通にかわいくやったら、かわいい流れだけで終わってしまう。あれは、すぷばだからこそできる振りだと思います。

―かわいいだけじゃない、もっと元気で楽しくて、大きなエンタメ性があるってことですね。あの「ワオ!」には思っていた以上に大きな意図があったと知ると、これから見るときの気持ちもちょっと変わりそうです。実際、アイドルファンの中には振り付けにも注目している人が多いと思います。振り付けを見るうえでの楽しみ方ってありますか?

モロ先生 振り付けにも注目してもらえるのは本当にうれしいです! アイドルファンの人って、けっこう自分が見る位置を決めている人も多いじゃないですか。でも、たまにいつもと違う位置で見るのも楽しいかもしれないです。普段と違う角度から見ると、同じ振り付けでも「実はそんなことをやってたのか!」みたいな新しい発見もあると思います。

―そのへんを意識して見ると、推しの新しい動きや魅力の発見にもつながりそうですね! それと旗や風船など、けっこう目立つ小道具や大道具を使う場面もありますが、そういうアイデアはどこから来るんですか?

モロ先生 最初に旗を使ったときなんかは舞台からですね。「アイドルではあまりやってないよね」って。でも、あのへんはメンバーから出てくるアイデアも多いです。私はやりたいことをやったらいいと思っているので、メンバーにもけっこうヒアリングをしています。「こういうのがしたい!」ってアイデアを出してくれるのは大歓迎です。「すーぱーぷーばぁー!!」がワンマンで持った風船も、最初は「ステッキがしたい」って言っていたんです。でもマイクを持つので、ステッキは現実的じゃない。それで遊園地っぽい世界観だったこともあって、風船になりました。

―あの風船で遊園地っぽい楽しさが格段に増えたし、メンバーもとても楽しそうな印象でした!

モロ先生 見ている人たちにそう思ってもらえたなら本当によかったです!

「すーぱーぷーばぁー!!」ワンマンライブ「Smashing Peak Vibes〜8人でなんばHatch〜」

―今後、モロ先生がやってみたいことは?

モロ先生 テーマがしっかり決まった公演をやってみたいです。ストーリー性のある公演に携わってみたいです。それと、モロフェスでやった出演アイドルメンバーのシャッフルユニットもすごく好評で、やっている子たちも楽しそうだったので、また機会があればやりたいです。あれは決まったレッスンは1回だけだったんですけど、それぞれ自分たちでも練習してくれたり、アイドルたちも楽しんで取り組んでくれて、本当にありがたかったです。

―出演アイドルの中には「学園祭が終わったみたい」ってポストしていた人もいましたね。

モロ先生 そんな風に楽しんでくれたらうれしいです。もう、あのシャッフルユニットだけでひとつの公演をやりたいくらいです。もちろん現実的にはなかなか難しいんですけど(笑)。

―最後に、ダンス以外のモロ先生についても。モロ先生はどんな人ですか?

モロ先生 酒と食で構成される人です(笑)。あと、止まりたくないので休みの日もどこかへ行って動いています。「休みだ! 出かけるぞ!」って(笑)。旅行とかにも行きたいし、とにかく何かをしていたいんです。ただ最近は、ちょっと体のことを考えるようになりました(笑)。何年か前に2か月くらい休みがなかったことがあって、関わっているワンマンもいっぱいあって大変だったんですけど、それはそれで普通にクリアできたんですよ。でも、ようやく1日休みができて実家に帰ったら熱が出て。

―安心した瞬間に(笑)。

モロ先生 たぶんそうだと思います(笑)。それ以来、ちゃんとゆっくりする日を作ろうと思いました。

―食と酒で構成されているとのことですが、そもそも料理人ですもんね。料理はもちろん、その他の趣味なんかはありますか?

モロ先生 今も料理は大好きですし、それと海も大好きです。潜るのも好きで、シュノーケリングをします。あと、ルーレットで決めた駅まで飲みに行くって遊びもやりましたね。乗り放題の切符を買って、ルーレットに細かい駅の名前を入れて、回して出た駅に行ってそのへんのお店に入ってお酒を一杯飲む、という縛りで(笑)。

―特に収録でも配信でもなく?

モロ先生 なにもないです(笑)。単にやりたくてやっただけです!

―酔狂だ。ちなみにお酒は何が一番好きですか?

モロ先生 ビールとハイボールです! 「ハイボールブラウン担当」ですから(笑)。

―みるくてぃー担当みたいに言わないでください!(笑) これからも、みんなが楽しめるハッピーダンスを楽しみにしています!

モロ先生の歩みを振り返ってみると、今の活動につながるものはずっと以前から変わっていないように感じます。踊る人も、見る人も楽しめること。そのうえで、ダンスとしてのクオリティには妥協しないこと、そしてみんなが“ハッピー”になれること。クラブイベントで“異端”だった頃から続くスタイルが、今ではアイドルの振り付けやレッスンという形で多くのステージにつながっています。

「モロ先生って誰?」から始まった今回のインタビュー。普段何気なく見ているアイドルの振り付けにも、いろんな思いや工夫が詰まっていることが分かりました。これからライブを見るときは、振り付けやメンバーの動きにもちょっと注目してみると、また新しい発見があるかもしれません!

“ハッピーな仲間たち”からモロ先生へのメッセージ!

最後に、モロ先生と親交のあるアイドルや振り付け・ダンスレッスンを受けてきた教え子たち、そしてイベント関係者という“ハッピーな仲間たち”からもコメントをいただきました! 

女子箱さん
関西のアイドル界でおなじみの“女子箱さん”も、モロ先生と仲良しのひとり。プライベートでも親交のある女子箱さんからコメントをいただきました!

モロ先生とともに関西アイドル界を語るうえでは欠かせない“女子箱さん”こと本城さん。なにをしてる人なのかはこちらの記事をごらんください!→「フロアはわたしが守ります!」 楽しく安心のアイドルライブを届ける“女子箱さん”インタビュー

女子箱さん「関西の振付師といえばモロ先生! ノースサウンドの3組や研修生、関西の多くのアイドルだけでなく関西以外のグループも数多く振付やレッスンされていて毎日超忙しそうです。笑 ダンスだけでなく、メンバーにも寄り添ってくださり人として尊敬しています!モロ先生とは飲み仲間で、海外旅行も一緒に行ったりしています🇰🇷
いつか自分に子供が産まれたら、モロ先生のダンスレッスンに通わせたいのでいつまでも健康で元気でいて下さい! またすぐ飲みに行きましょう!」

「すーぱーぷーばぁー!!」
「すーぱーぷーばぁー!!」 上段左から 暁月ヒナタさん 上條奈夏さん 妃奈乃愛莉さん 藤堂未緒さん 下段左から 恋恋乃春りおさん 星宮ゆりかさん 
夏野 乃ノ楓さん 天羽生茜さん

モロ先生が振り付けやダンスレッスンを担当する「すーぱーぷーばぁー!!」のメンバーからもコメントをいただきました! 日頃からモロ先生の指導を受けている教え子たちは、先生のことをどう思っているのでしょうか?

「すーぱーぷーばぁー!!」
「やろうと思えばなんでもできる!!」を合言葉にがむしゃらにがんばるアイドル! 2026年12月5日(土)には大阪城音楽堂にてワンマンライブ開催!詳細はこちらから!→https://x.com/_superpouvoir/status/2107078380625752383

「すーぱーぷーばぁー!!」公式X

「イエスハッピー!」
「イエスハッピー!」 左 さやかさん 右 こころさん
モロ先生と長年にわたって親交のある「イエスハッピー!」のお二人からもコメントをいただきました! モロフェス発起人でもあり、仕事でもプライベートでも交流の深いおふたりからの愛情こもったメッセージです!

「イエスハッピー!」
ご存じ、関西アイドルみんなのおねえさん。
2026年12月27日にはOSAKA MUSEにてデビュー15周年記念ワンマンライブを開催! イベント情報はこちらをチェック!→https://x.com/YesHappy_info 

イエスハッピー!公式X

モロ先生の振り付けと、それをステージで表現するアイドルたちがどんな“ハッピー”を体験させてくれるのか。これからもますます楽しみです!

 

この記事を楽しんでいただけたら、ぜひOFUSEから応援よろしくお願いします!いただいた応援は、今後の取材や撮影、記事制作や撮影中のおやつ代などに活用させていただきます!

関連記事

関連記事はありません