2019-12-01

​ KRD8の「兎月屋書店」レポート ~大人も子供もマニアックなおねーさんも思わずニヤリのサブカル専門古書店~

 大阪日本橋のちょっと中ほどにある「兎月屋書店」。古本屋と言えば大型店だらけになった昨今では懐かしさすら感じる佇まいだが、その中は濃密すぎるほどに濃密なサブカル空間だった! 今回は、姫路のアイドル『KRD8』メンバーがレポートします!

兎月屋書店にやってきたKRD8の3人。左から桃華りさ、宮脇舞依、宮脇愛

さまざまなジャンルの書籍・雑誌がズラリ

 『兎月屋書店』にやって来たのはKRD8宮脇舞依さん、宮脇愛さん、桃華りささん。なぜこの3人に来てもらったかといえば…。まず宮脇舞依さんは、関西アイドル界屈指のオタク…マニア度を誇る存在だから。その趣味や知識はサブカル専門古書店『兎月屋書店』に完全にマッチするのではないかと、特にお願いして来ていただきました。そしてアニメやマンガが大好きで、いい感じにオタク趣味の宮脇愛さん。あと桃華りささんは可愛い。まさに、いいバランスの3人!

 店内に入ってみると、中は本、グッズ、ゲームやおもちゃ、ポスターの山! その雑然とした雰囲気はいかにも昔の古本屋で、最近のこぎれいな大型店とは違う世界です。そこかしこに雑誌のバックナンバーが大量に並び、そのジャンルはアニメやマンガ、芸能、音楽、など多岐にわたっています。

 アニメ、マンガ、特撮、さらに“てれびまんが”と称した時代の作品まで、さまざまなムックや雑誌が詰った棚を夢中になって眺めています。

 「さくらちゃん!大好きです!」と『カードキャプターさくら』のムックを手にテンションが上がる宮脇愛さん。こっちを向いて(さくらが)好きだと言ってくれました!

 そして宮脇舞依さん。アニメ・マンガ系雑誌、ムックを前に「お~これはアレだ…」とニヤニヤするというオタクとして1000%正しい挙動で棚から棚へ移動しています。「おっ! クリィミーマミだ」と手に取ったのは『月刊OUT』!  この令和の時代に“OUTを手にとる現役アイドル”を目の当たりにするとは、元アウシタンなら感無量のはず。2042年、御茶ノ水駅で会いましょう!

 さらには『ファンロード』を手に「わたし投稿してたんですよ!」と言うにおよび、思わず「貴様ローディストだな! ローディストに違いあるまい!」と口走ってしまいました。元ローディスト現役アイドルは(たぶん)宮脇舞依だけ!

 舞依さん、愛さんほどオタク趣味のない桃華りささんには、無理矢理に日野日出志先生のマンガを持たせてみました。「怖い!怖いです!」といっていますが、怖いだけじゃくて気持ち悪くて、だがそこがいいんですよ。

 なんかかわいそうなのでドラえもんを持たせてみました。「ドラちゃんはかわいいです!」とニッコリ。よかった!

 もちろん、アニメやマンガ以外にもバイクや格闘技系などあらゆるジャンルのバックナンバーも充実​!

 こんな懐かしのプロレス雑誌も多数!

 そして、気づけば店内奥の成人コーナーに突入する気まんまんの舞依さん。肌色をバックに絶妙なセクシーポーズ(?)をしております。

 ものすごく熱い視線で棚を物色する舞依さん。『兎月屋書店』店長田中さんと、あれこれ手にとっては盛り上がっています。このジャンルへも深い知識とこだわりを持っているようで、そのマニアックさに田中さんも思わず「兵者(つわもの)やなあ…。アイドルとしては異端やろ」と、なにかを認めたような雰囲気。マニア同士はひきあう…!

 「まいまい…」

 そんな舞依さんを星飛雄馬を見守る明子姉ちゃんのごとく窺う愛さんですが、本に夢中の舞依さんは気づきません。あるいは完全無視です。ガチで読みこみすぎだろ。それにしても、奥の黒い壁の存在感がすごいですね。ええ、フランス書院文庫ですね。

プラモやフィギュア、ゲーム関連グッズもたっぷり

 古本以外にもプラモデルやフィギュア、ポスターにパンフレットなどのグッズも大量に置いています。

 なにしろ情報量が多い一角。そしてビームサーベルを振るうガンダムより迫力あるボディの河合奈保子! ダイナマイッツ!!

 『模型情報』、『MS HANDBOOK』、『トランスフォーマー』、『サザンクロス』、『オーガス』の並びは実に熱いですね。今気づいたんですが、『サザンクロス』の部隊シールは普通に欲しい。ディストニィだと思える愛があります。

 『ジャイアントロボ』のプラモを手にニヤニヤする現役アイドル。

 「ルパン大好き!」と、『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のパンフレットを手にニッコリする現役アイドル。

 そして『やるっきゃ騎士』のガレージキットを手にドヤ顔する現役アイドル。そんなアイドルはたぶんKRD8宮脇舞依だけ! その姿に痺れる憧れる!

 「わたしの憧れの人です!」と、こちらは田村ゆかりグッズを手に嬉しそうな愛さん。ガンダムを背にいい表情してますね。王国民、宮脇愛!

 さらに本体やソフト、関連書籍などがあるゲーム関連のスペースへ!

 こちらもどんどん商品が入れ替わるスペースですが、取材時にはテーブル筐体のインベーダーゲームがドーンと鎮座していました。「ほんとにテーブルみたい!」とびっくりの3人ですが、昔の喫茶店ではモニターのまわりにコーヒーとかナポリタンとか置いてたんですよ。その気分を味わうために、なんとなく飲み物を置いてみました。

 せっかくなので舞依さんにインベーダーゲームに挑戦してもらうことに! 見せてもらおうか、成人コーナー帰りの実力を!

 ピチュン! ピチュン! と思ったより大き電子音が響きます。今となってはシンプルすぎるレバー1本ボタン1個での操作に「むずかし!これむずかし!」と苦戦する舞依さん。結果は…1面もクリアならず! ま、まあ昔のゲームは「ゲームバランス?なにそれ?」ってくらいにシビアだから…。

 「天才バカボンがありました!」と嬉しそうな愛さん。それ、セガマークⅢのゲームです!

 『ときめきメモリアル』藤崎詩織役で一生を風靡した金月真美さんと桃華りささんのツーショット! 好きとか嫌いとか最初に言い出したのは誰だ、誰だ、誰だー! 途中から子門真人になってしまいましたが、それはともかくいろんなメモリアルが駆け抜けていくような気分です。

 スライムのぬいぐるみともエンカウントし、嬉しそうな愛さん。どちらもシンプルにかわいいですね!

 一方、インベーダーゲームで惨敗しガックリの舞依さんですが、視界に入ったショーケースの中の色紙を見て表情が変わりました。「でじこ!」。それは、デ・ジ・キャラット20周年記念の、限定イラスト色紙です。

 主任の焼野さんにケースから出してもらった舞依さん、「こ、これはいくらで売ってるんですか?」と聞くと「いや、自分の私物なので」と焼野さん。自慢の私物かよ! そんな適当ところも、サブカル風味あふれてて最高!

 店主の田中さんにもお話を伺いました!

舞依さん「こんなに濃いジャンルのものが詰まったお店にしようと思ったのはどうしてですか?」

田中さん「日本橋に来る前は東大阪に店を出してたんですけど、その時はここまでオタクやサブカルな感じじゃなかったんです。でも日本橋に移るってことで、自分らの趣味のものを中心にしてええんちゃうかってことでやってきたら、こうなりましたね」

愛さん「すごいいろんな商品がありますけど、どうやって仕入れるんですか?」

​田中さん「もちろん一般のお客さんからの買取もありますし業者同士の市場があるので、そこに仕入れに行ってます」

 気になる仕入れの様子などは店長さんのツイッターで見ることができます。お宝アイテムの入荷情報もあったりするので店舗ツイッターとともに要チェックです!

​田中さん「今後とも各方面ヲタ様の琴線により触れるような店作りを日々研究し精進してまいりますので、引き続き僕の趣味にお付き合いいただけましたら幸いです」

 店主の趣味のままに濃く面白くなっていくお店、今後も楽しみです!

 最後は舞依さんにレジカウンターに座っていただきました。いろいろとカオス、されど違和感なし。キャラ的には完全に裏家業も営む古本屋女主人という感じです。

舞依さん 「お店の中が全部好きなものばかり…最高でした!」

「兎月屋書店」

大阪市浪速区日本橋西1-4-16平田ビル1F

営業時間 11時30分~21時

兎月屋書店 twitter

兎月屋書店☆店長@日本橋 twitter

KRD8

「姫路ふるさと大使」として兵庫県姫路市を中心に活動。2019年4月に発売した6thシングルはオリコンウィークリーチャート10位、ビルボードジャパンシングルセールスチャート9位を獲得するなど、全国へと活動の範囲を伸ばしている。今回は宮脇舞依、宮脇愛、桃華りさが参加。

KRD8 公式twitter

宮脇舞依 公式twitter

宮脇愛 公式twitter

​桃華りさ 公式twitter

 

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