「LUNETTA」プロデューサーの三波楓さんが「カメラ買おうかな~」と言いだしたので、実際にミラーレスカメラを使って撮影する体験会を開催しました。モデルとして「LUNETTA」メンバー佐々木りこさんと陽瀬むみさんの2名が参加! アイドルプロデューサー三波楓、初めてのミラーレス一眼カメラ撮影の模様をゆるくお伝えします!
「LUNETTA」左から 陽瀬むみ 三波楓プロデューサー 佐々木りこ
なにを撮るためのカメラですか?
–さっそくですが、プロデューサーという立場としてカメラを買おうと決めた目的はなんですか? もちろん撮影対象はメンバーだと思いますが、どんな写真を撮って、それをどうしたいのか。ポートレート的な写真が主なのかライブ写真を撮りたいのか。それによって必要なレンズとかが変わってきます。
楓さん ポートレートみたいな? 自然なかわいい写真を撮って、SNSに上げたりグッズのブロマイドににしたいと思ってます!
–そしたら、とりあえずブロマイドになるようなポートレートを撮るってことで始めましょうか。今日は実際にこのニコンのZ6Ⅱを使ってもらいます! ちなみにどこのメーカーのカメラを買うかは考えてますか?
楓さん ソニーにしようかなと思っています。
–そうなのね! まあ今のカメラなんかなにを使っても同じようなもんなんで大丈夫です!
楓さん ほんとですか?
–正確に言うと、実際はいろいろ違うけど機械としてはどのメーカーもちゃんとしたものを出してるので、どこのを使っても大丈夫ですよ、という感じです。とりあえず今日は最初にどんなレンズを買うかってことを考えながら撮っていきましょう。ソニーのこととかわからんし!
楓さん わからんし!(笑)
–具体的なソニーのカメラとかレンズに関しては某F事務所の社長さんが詳しいので聞いてください! で、さっき言ったみたいになにを撮るかによってどんなレンズが必要か変わってくるんですけど、ポートレートを撮りたいということなので最初は85mmか50mmの単焦点レンズっていうのを使えばいいと思います。
楓さん 単焦点ってなんですか?
–おおざっぱに言うと、ズームじゃないレンズです。ズームわかりますね。
楓さん はい
–ズームじゃなくて明るくてきれいで背景とかがいい感じにボケてる、ひらたく言うとパッと見て「あ、ポーレートだ!」という写真が撮れるレンズです。値段も比較すればそんな高くないし。
楓さん それ重要です!
–もっとすごくボカせるとか、ズームレンズも良いのがいろいろあるんですけど、そういうのは高いし重いしでかいので。
楓さん 高いのも重いのもイヤです。
–重くてでかいと持ち出すのがめんどくさくなりますからね。そういう意味でも、最初は値段そこそこで比較的小さくて軽い単焦点をつけて、気楽にきれいな写真を撮ってテンションとモチベーションを上げながら楽しく撮影するのがいいんじゃないでしょうか。レンズはどうせそのうち増えてくるので。で、今日は実際に撮ってみて自分にはどんなレンズが合うかな~というのをなんとなくでも考えてもらえればいいかなと思います。
楓さん がんばります!
実際に撮影してみよう!
–そしたらカメラを構えてみましょう。露出設定はMで、後ろダイヤル(絞り)はいい感じにボケる数値に固定で、前のダイヤル(シャッタースピード)を回したら明るさが変わるようにしています。(※ニコンの初期設定から変更してます)
楓さん ほんとだ! 変わります!
–そうやって自分のいいと思う明るさに調整する感じで、ミラーレスなんで最初はとりあえずそれでやってください。理屈はおいおいでいいです。で、撮る相手の斜め後ろに太陽があるって感じの位置で撮れば、それっぽいポートレートになります。あとは横で撮ったり縦で撮ったり自由にやってもらうといいんですけど、ブロマイドの場合だと同じ場所でも縦写真で全身、横写真で上半身を余白多めに撮るだけでもバリエーションになります。とにかく最初はいろいろやってみるのが大事です。
楓さん 縦にする場合ってどう構えるのが正解です?
–シャッターが上か下かですね。これもやりやすいほうでいいですけど、シャッターが下のほうが脇をしめて固定できるのでいいかなとも思います。あと、シャッターを上にすると肘が広がって人が多い場所ではやりにくいというか迷惑になるので、シャッター下で覚えたほうがいいんじゃないかなと思います。最終的には自分のやりやすいほうになってきますけど、とりあえず今日のところはシャッターを下で脇を締めて構えていきましょうか。
楓さん こうですね!
–そうそう。あと、左手はレンズに添えたほうが安定するかもです。このへんは、今日のところはこれでやってみて、あとあと自分に合う形を見つけてください。ピントは基本的には勝手にカメラが目に合わせてくれる設定になってるので、今日はそこは気にせずガンガン撮ってください!
楓さん すごい便利ですね。
–ニコンでもね、ピントはたいがい合うんですよ。まあソニーはもっと合うらしいですけど。知らんけど!
楓さん ?
50mmF1.8でむみさんを撮影!
–ブロマイドのためにポートレートでは、とにかくパターンをいろいろ撮る必要があります。同じ場所でも全身、上半身、アップ、振り返り全身、上半身、アップ、座り、それに手足の動きや縦か横かでもバリエーションが増えますよね。もちろん撮られる側の表情のバリエーションも大事です。
楓さん なるほど!
–ブロマイドもね、食玩のお菓子みたいなもんでお話しするための購入アイテムだからずっと同じ種類のやつを売っててもOK、みたいな考え方もあると思うんですけど、いろんな種類があるほうがファンはうれしいし新しい写真なら買おうかって人も増えると思います。種類を増やすには効率よくいろんなパターンを撮っていくのが大事ですね。そんなことを踏まえて、実際に撮っていきましょう。最初はむみさんを50mmのレンズで撮っていくんですが、まずはどこに立ってもらうか指示してみてください。
楓さん むみちゃん、あそこの木の横に立ってみて!
むみさん はい!
–木の横も、日の向きによっては影になったりしますから、実際にカメラで見ながら立ち位置を調整してもらいましょう。ズームじゃないので、とにかく自分で動いて撮っていきます。
楓 かわい~!
–同じ位置で同じようばかり撮るんではなくて、いい角度を探しながら自分が動いて、さらに相手にも動いてもらいましょう! 頭と口と手と足を全部動かす感じです!
楓さん たいへん!
–でもたぶんアイドルが歌って踊ってレスするのよりは大変じゃないです!
ある程度撮ったところで撮影画像をチェック!
楓さん めっちゃかわいくない?
撮影:三波楓
撮影:三波楓
撮影:三波楓
撮影:三波楓
撮影:三波楓
むみさん いい感じです!
楓さん ちょっとわたしうまいかもしれないです!
–自信持つのが早い!
楓さん いろいろ自信持ちがちなタイプなので!
–最初に「ええやん!」という自信を持てたら、撮るのもどんどん楽しくなると思います。今使った50mmのレンズはどうでしたか?
楓さん 思ってたような広さで観れるので撮りやすいです。
–そのへんが50mmのよさですね。それじゃ、次は85mmでりこさんを撮ってみましょうか。
その頃、りこさんは…
握手会をしてました。
85mmF1.8で佐々木りこさんを撮影
–さっきの50mmに比べて85mmはどうでしょうか?
楓さん すごくきれいにボケてます。でもさっきよりだいぶ狭いですね。
–背景がボケるということは手前もボケるので、そのへんも考えて撮る場所を決めるといいと思います。そこのお花とか…。
楓さん なるほど! りこちゃん、お花の後ろに入ってみて~。
楓さん ボカしたお花越しに撮ります!
撮影:三波楓
楓さん 次はお花の前に立ってみて~!
撮影:三波楓
撮影:三波楓
楓さん いろいろ動いて撮ってみました。かわいいです! でも、撮っててなんだか窮屈な感じもします。もっと自分が後ろに下がればいいんだろうけど…。
–しっくりこない感じでしょうか。50㎜と85㎜だと撮れる範囲とかボケ具合だけではなくて顔の写り方とかも変わるんですが、今の撮りたい雰囲気とか好み的に50mmのほうが合ってるのかもしれないですね。そしたらまた50mmに付け替えてみますか。
50㎜に付け替えました。
楓さん うん、こっちのほうがしっくりきます。
–今の時点で楓さんが撮りたい写真には50mmが合うってことだと思います。好みとか相性っていうのがあるんですけど、そのへんはやってくうちにどんどん変わってくるし「このレンズじゃ撮れない」とか「こんな写真が撮りたい」っていうイメージもどんどん出てきますから、その時が新しいレンズを買っていいタイミングと覚えておけばいいと思います。
楓さん 撮りたい写真のイメージに合わせてレンズを増やすんですね。
–基本的には! あくまで、撮りたい写真があってそのために必要なレンズとか機材を買っていくようにするのがいいです。新しいのが出たから欲しいとか、とにかく欲しいからとか実質無料とか意味のわかんないこと言って買うようになったら終わりです。終わってる人が多い世界なので!
楓さん そうなんや…。
–終わりなんだか始まりなんだかわかんない話でもあるんですがー。それはまあアレとして、りこさんには次はそこの上に立ってもらいましょか。
撮影:三波楓
楓さん かわいい~!
–こういうところでバランスを取ったりすると、自然な楽しい表情になったります。
楓さん 手を広げてかわいく…かわいいー!
–お母さんみたい!
撮影:三波楓
楓さん どうですか?
–かわいいのはかわいいとして、写真として言えば手とか足の端が切れてないほうがいいですよね。あと、こういう動きのあるポーズの時はカツカツじゃないくてもっとまわりに空間があるほうが動いてる感が出ると思います。
楓 なるほど!
–この場合、りこさんの立ち位置は決まってるので撮る側が動く必要があります。繰り返しになりますが、撮る側は常に動くっていう意識でいきましょう。
撮影:三波楓
撮影:三波楓
楓さん 高さを変えて撮ってみました。
–いいですね! 下から撮ると人物の印象や背景の空と木の写り方なんかも変わります。そういう感覚を取り入れてる!
楓さん やっぱりわたしうまいんじゃないですか?
–高度に勢いがある自信持ちがちは調子に乗りがちと見分けがつかない! あえて言うなら下の余白はないほうがいいかもしれないんですが、ブロマイドの場合はサインを入れる余白があったほうがいいので、それはそれでありという感じです。
楓さん やっぱり!
–(あえてやったアピール?)。りこさん、プロデューサー撮影の写真はどうですか?
りこさん うん、いい感じです!
–撮られる側も満足だとバッチリですね。あとは、効率よくブロマイドにするために雑誌のグラビアとかをいろいろ見て、そのまま同じような感じで撮っていってもいいと思います。そのうち自分のパターンなんかができてくるので。そのうえで、とにかく動いてもらって自分も動いて、その人のいろんな表情や魅力を撮るっていう意識でいきましょう!
楓さん 早くカメラを買って、メンバーのいいところをたくさん撮れるようになりたいと思います!
撮影の感想
りこさん 今までも何回かスマホで撮ってもらったことはあったんですけど、今日カメラで撮ってもらった写真がすごくうまかったのでこれから楽しみです!
むみさん 思ったより上手で、これからいっぱい撮ってもらうのが楽しみになりました!
楓さん ちゃんとしたカメラは難しいかなと思ってたんですけど、最初に撮りやすい設定にしてもらえたので楽しく撮影できましたし、めっちゃうまく撮れるような自信がつきました(笑)。カメラを買ったらメンバーのかわいい写真をたくさん撮っていけるような気がします!
–大きなカメラでも楽しく気楽に撮れると思っていただけたら幸いです! プロデューサーかつカメラマンレディとしての三波楓さんに期待ですね。ちなみにどこのカメラを買う予定ですか?
楓さん ソニーです!
–そうですか! それはそれとして、そういえばLUNETTAのみなさんはもうすぐワンマンライブがあるんですよね。
楓さん・りこさん・むみさん
2024年4月18日に「 LUNETTA 1st ONMAN LIVE 月明かりのシンフォニー 」が開催されます! ワンマンライブまではすべてのライブで 静止画・動画の撮影が可能となっていますので、ぜひ遊びに来てください!
LUNETTAライブ情報等は下記リンク先をチェック!